介護施設なのか医療施設なのか迷ってしまうような名称の介護医療院は、その名の通り介護と医療の両方を兼ね備えたサービスを提供している施設だ。したがって長期療養のための医療ケアが必要な要介護者を受け入れ、終末期医療であるターミナルケアや看取りにも対応し、さらに生活の場としての機能も兼ね備えているという特徴がある。介護医療院が対象とする利用者は、長期にわたる療養が必要で身体合併症を有する認知症高齢者もしくは重篤な身体疾患を有する人とそれ以外の人の2種類に分けられる。
介護医療院で働く魅力は、しっかりと設備基準が整っているので働きやすい環境で介護者をしっかりとケアできる点だ。療養室や機能訓練室、食堂などは決められた設備基準がある。また浴室はからだの不自由な人が入浴するのに適したものを設置することになっているので、入浴介助もしやすくなっている。さらに医療施設の機能も備えているので、病院さながらの診察や検査が施設内で行うことができる。
他にも介護医療院は人員基準もしっかりしている点が、魅力の一つである。重篤な身体疾患を有する人や身体合併症を有する認知症高齢者を対象にした場合は、利用者48人に対して医師1人が必要だ。また看護職員は利用者6人に対して1人、介護職員は利用者5名に対して1人が必要になっている。このように介護医療院では介護職員だけでなく、医師や看護師と協力してケアを行えるので、安心して働くことができる。更に詳しいことを知りたいのなら【「介護医療院」で安らぎのある生活を】をチェックするのをおすすめする。